令和 8年 1月 31日 ”ZX-11最強カスタム”
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(Chat GPT生成)
1月に入り一桁気温の日が続いています。さすがにZX-11で朝駆けするには厳しい季節。でも折角”アレ”も還ってきたし、乗りたいなあ。という事で・・・こういう時は自分の欲求を満たす為にヴァーチャルで夢想するしかない。
ZX-11乗り始めて30年が経ちました、当初10年はフルノーマル。このデザインにぞっこん惚れ込んで手に入れたので未だにノーマルのスタイル大好きです。バランスの取れた左右対称デザイン、重厚感がありカワサキ歴代フラッグシップに名を連ねるにふさわしい。
後半20年は気になる箇所を順次カスタムしてきました。気がつけば「結構いじってますね!」と声を掛けられる事もある位に、それなりのカスタムバイクになった感があります。ノーマルが大好きなのに何故?
私の場合は自分のZX-11に乗っていて”ネガ”に感じる部分が出てきた時に、そこを改善する為の選択肢のひとつ。整備の延長線にカスタムがありました。なので自分はには必要が無いと思う箇所、例えばエンジンやブレーキキャリパー等はノーマルのままだったりします。
それ故、私のZX-11にはノーマルから変えて「良かった」と思うパーツしかついていません(Ex.購入時装着のバックステップは全然良くなかったので早々に取り外した)。
今回の”考え事”はそれをランキング形式で御紹介!基準は装着する事によって”良くなり度合”が大きかった順。勿論”私と、私のZX-11にとって”という前提条件でして、当たり前ですが万人に良い訳では無いので悪しからず。では早速・・・!
※第5位 「マフラー&ホイール」
この両者を併せた理由はズバリ、”軽量化”です。マフラーは初期段階で交換しましたが、引き回しからコーナリングまで軽快になりました(マフラー交換1.2.)。ちなみに・・・ノーマルでフルパワー147馬力、有り余るエンジン出力があるのでマフラー交換でフィーリングが変わった印象は全く無。マフラー交換で私が感じたメリットは”軽量化”と”音”でした。
ホイールはカスタムパーツの中ではダントツ高価で最後まで導入に躊躇しました。それでカスタム”最後”になった事が結果的に良かった。車体バランスがそれまでに整っていたからこそ、コーナリング自由度が高くなった事を実感。ワインディングが俄然楽しくなりました(ホイール交換1.2.)。
もしも、格好優先で他を煮詰める前に導入していたら・・・「高かった割に、大した事ないなあ」という印象だったかもしれません。セッティングがある程度出来上がっていればこその、最後の仕上げ。軽量化はコスト的には結構お値段がしますが、重量級のZX-11には効果的です。
※第4位 「サスペンション」
第4位はサスペンションです。私のZX-11は純正リアサスが相当ヘタッていたようで、ワインディングは曲がらない止まらない、丸太に乗っているようでした。リアサスペンションにオーリンズを入れて走りが激変。当たり前にちゃんと曲がるし停まるようになった。「大型バイクって、ZX-11って、ちゃんとワインディングで曲がるんだ!」と感動。山道が苦痛だったのが楽しくなりました。
フロントはノーマルのままでフォークスプリングをオーリンズに交換していますが、体感的には交換前後で違いは感じられませんでした。でもハイグリップを履いても高速コーナーで”よれる”感覚がいつの間にか無くなったので、体感できなくても効果はあったかもしれません。
※第3位 「ブレーキ」
第3位はブレーキ廻りです。重量級のZX-11、安心して楽しく走る為には「停まりたい時に、停まりたいだけ、停まれる」事が大事。でも純正時代はそうではありませんでした。故に私の一番最初のカスタムは20年前、2006年T工場長に勧められたスウェッジラインの”ステンメッシュホース”。
軽量化とサスペンションは”走りが楽しくなる”カスタム。でもこのブレーキ整備は、自分が納得いくレベルまで整備するのはライダーとして必須だと考えています。私の場合はステンメッシュを入れただけで操作感が変りました。これまで何度もZX-11でトラブルが起きましたが、例えそうなったとしても「いつでも停まれる」信頼感は心強い。
一般的なブレーキ強化の最終形は、ブレンボ等のマスターシリンダーやキャリパーを着ける、というのが定番ですが・・・。私はステンメッシュホースとメタリカのキャリパーで充分満たせているので、それ以上は手を付けていません。
※第2位 「コクピット」
第2位は敢えて”コクピット”と呼ぶ事にします。ハンドル廻りの操舵系システム全般。個人的にはバイクに乗る限り、自分が快適だと思うレベルまで投資すべき箇所だと思っています。どれだけ車体を整備〜カスタムしたとしても、それを運転するのは人間、つまり私だからです。
身体が常に外部に晒されるバイクの操作は、車とは比較にならない集中力と体力が必要です。個人的には車の2〜3倍のエネルギーを掛けて運転している感じ。そんな中で運転に必要な情報は多すぎても少なすぎても宜しくなくて、欲しい時に欲しい分だけ得られる環境は必須です。誤解を恐れずに言えば、ここには「金に糸目をつけず」最善のモノを導入してきました。
高速道路の乗り降りの為にETC、ツーリングクラブの行程管理に行き詰ってナビ導入。それを運転中に観る事は無いので、最適なハンドル中心に設置可能なオリジナルのトップブリッジ製作。設計は私(笑)、製作は外部委託ですが。その後は寒い季節の操作性を考えてホンダ純正グリップヒーターを導入。
ナビに慣れてしまうと、その調子が悪くなると著しく集中力が持っていかれます。そしてユピテルナビの唯一の弱点が最新情報を反映出来ないところ。そこでスマホのマウントシステムを導入。ワイヤレスで充電しながら使えるようにしました。
ヘルメット側のBluetoothレシーバーも重要です。ユピテルナビ付属のレシーバーから、2022年B+COM PLAYにチェンジ。そしてつい先日、バイクを降りた叔父から何とB+COM SB6Xを頂きました(感謝!)。モデルは一世代前ですが、ハイエンドモデルの充実度に驚きました。特筆すべきは2021年最後のアップデート、デバイス1と2の音声をミキシングして出力が可能になる「A2DPデュアルストリーミング機能」。
デバイス1でiphoneの音楽を出力しながら、デバイス2のユピテルBNV-1音声を違和感無く両立出来ます(車で音楽とナビを聴く感じ)。普段は音楽を聞きながらバイクに乗る事は無いけれど、高速道路の長距離移動で疲れた時の気分転換で音楽掛けたり、渋滞時には最新情報が反映されるgoogleナビで案内をさせたり。これから使い方にバリエーションが増えそうです。
※第1位 「シート」
栄えある第1位は・・・!シートです。006年にフルカスタムでシートを製作しました(1,2)。2016年には表皮OH。お世話になっているショップは「山ちゃんのバイクシート工房」。地元堺にあるショップで、自宅から20分程度で行く事が出来ます。
ノーマル大好きのZX-11で珍しく気に入らなかった純正パーツがシートでした。思いっきり前下がりのデザイン。車体のホールド性にも乏しい。この辺りの詳細は”検討編”御参照。ここばかりは体型と相性があるのですが、私には合わなかった。
そして辿り着いた「山ちゃん〜」で、何度も試験走行をして造って貰ったシートは・・・私にとって唯一無二の絶品になり「質実剛健シート」と名付けて20年経った今も機能を損ねる事な無く、愛用しています。
「モータースポーツ」と言う位なので、バイクに乗る事は人馬一体で思う通りに動ける事が必須です。教習所で「ニーグリップ」をまず教えられる通り、バイク操作の肝は”下半身”。そこが一体化する事で初めて。加速、減速、曲がるのも停まるのも強力に操作出来るようになります。
「質実剛健シート」が下半身と一体になってからは・・・。膝は45°無理なく乗れるので疲れ知らず、脚はべったり着く高さなので取り廻し良好。下半身が安定した事で往復1,000km富士山ツーリングなんて馬鹿な事も出来ました(今はとても無理だなあ〜).。”旅バイク”ZX-11に乗り手がついていけるようになったのも、このシートのお陰です。
それにしても・・・このシートを造って貰ってから20年も経ったのか。改めて当時の頁を見直してみたら、去年成人式を済ませたミミ坊がまだ2歳で一緒に店に行っていたんだ。
製造最終日、午後目一杯お時間を頂いて4回も試乗〜修正を繰り返して仕上げて頂きました。2006年も多忙ではあったけれど当時は「知る人ぞ知る」お店。10年前OHした時には有名になっていて超多忙でした。今は20年前のように時間を割いて頂く事は、多分難しいだろうなあ・・・。シートはオーダーが上手く行った時の効果絶大、私のカスタムイチ押しです。
※特賞 「カウルの傷」
”最強カスタム”ランキング、5位〜1位まで申し分のない選択が出来ました。これで終わり・・・ではなくて、実は特賞があります。ZX-11最古、装着30年(!?)の最古参カスタム・・・それはアッパーカウル、右ウィンカー横の「カウルの傷」です!!
この傷、場所が場所だけに結構目立ちます。カスタムしたのは(苦笑)、忘れもしない1997年8月29日。社会人2年目、購入1年目最初の車検を赤男爵博多店に持っていく途中でした。前後ブレーキパットが相当減っていて、店に持っていく時に「パットを使いたくない」という馬鹿な発想をしてしまいフロントブレーキを使わずにリアだけ使いながら渋滞をすり抜けていました。路肩に浮いていた砂で敢え無くリアがロック。フロントを使っていなかったのでそのままリアが滑って転倒しました。
幸い車列の車に当たる事無く、速度も低くて単独スリップダウンのような転倒。怪我も無く、ZX-11もこのカウルが割れただけで済みました。つくづく”無知の穴”は怖い。お金も無い私の為に、整備士H氏が割れたカウルの破片を丁寧に集めて、接着〜塗装で修復してくれました。
歳を取る程、知識を得る程に当時の自分の無知・馬鹿さ加減が身に沁みて。二度と同じような事はしない、という戒めがまずひとつ。そしてその後元気に今まで乗れているのはこの傷のお陰という逆説的な意味がひとつ。
バイクとはそもそも・・・晴れた日も雨の日も、気持ちの良い風も身を切るような風も走る続ける乗り物なのだとすれば。一緒に走ってついた傷は、そのバイクとライダーだけが共有した時間の証。それはどれだけ高価なパーツを奢っても再現出来ない。
「最強カスタム」とは「そのバイクと歩んできた時間」というのが、今回の”考え事”のオチでした。
こんな屁理屈でもこねない限り、電子制御満載の最新モデルのパフォーマンスには到底及ばない訳ですが(笑)。本人は案外本気で思い込んでいるので、「そのバイクと歩んできた時間」で勝負する限り負ける事は無い。誰も土俵にあがらないので勝つ事もありませんが。
相棒になって30年目のZX-11が16回目の車検を迎えます。「長寿命化計画」に則って、本日パフォーマンスを維持する為に暫し長期ドック入りしました。